私達がモノを見るときには、眼で見ていると思っているが、実は脳が認識し、理解しているのである。
但し、私達の脳はモノを見ると時には、時間差が生じている。モノを見て認識するのには0.5秒ほど掛かるのである。
また、人間の視覚は記憶などを基にモノの位置関係、形、素材、質感、色などを瞬時の内に私達の脳は理解します。
但し、そこには「勘違いの世界」つまり「錯覚」が生じるのである。
例えば、お面を回転させると、お面の裏側にくると逆回転して見えるのである。
個人差もあるが、殆どのヒトは逆回転して見えるのである。
これも脳の錯覚、勘違いの現象である。ヒトの脳は都合良く、理解し、記憶するのです。
お面やヒトの顔は立体的であると脳が認識し、理解しているからである。
まさか、凹んでいるなどと思わないから、このような現象が起こるのです。
ですから、私達の世界は、錯覚の世界と言っても過言ではないのです。
私達が日々、見ている世界はすべての世界ではないのです。
同じ絵を見ていても、ヒトによっては見え方も変わります。
これも錯覚の世界、脳の錯覚の理解なのです。
お面の回転、錯覚現象の体験はhttp://jp.youtube.com/watch?v=QbKw0_v2cl...
にアクセスして体験してみて下さい。
貴方には、どのように見えるでしょうか?
動く「絵」も錯覚によって脳が感じる世界でもある。
上の絵をじっと眺めていると、回転して見えるはずである。
絵は動画でもなれば、動いていません。これらも私達脳の錯覚である。
では、脳がなぜ錯覚現象を引き起こすのかというと、それは、私達の脳には「概念」というフィルターのようなものが存在し、この概念、思い込みによって記憶が引き出されることで生じる現象である。
概念は、例えば、リンゴという果物を見ると、赤いリンゴも黄色いリンゴもある。また、国光やインドリンゴ、富士など何種類ものリンゴがある。
リンゴ=赤い丸い形の果物とヒトの脳は記憶し、認知している。
これら何種類かのリンゴや色などをいちいち記憶することは面倒であり、不都合だから、リンゴと総称して記憶しているのです。
これらが概念である。
この概念のフィルターは赤ちゃんの頃は存在していない。私のように中年以降の人達は、概念のフィルターも分厚くなり、ヒトの話を聞かない、思いこみが激しいなどの思考性が強くなるのです。
これらの思考こそ「頑固オヤジ」と称されるのです。
つまり、赤ちゃんの頃は、五感からの情報を脳にすべてを送り、体験記憶や手続き記憶などの記憶となり、脳が活性化するのです。
大人に成長すると今度は、脳細胞が毎日10万という数の「ニューロン」脳細胞が死滅して行くのです。
高齢者になると記憶力が低下したと実感するのは、実は記憶力が低下したのでなく、記憶した事柄を引き出せない、引き出し(思い出し)のスピードが遅くなったと実感するので記憶力が低下したと思い込むのです。
だから、脳や五感を鍛錬すると記憶力は幾つになっても衰えない、低下しないというヒトの脳の特徴があるのです。
但し、記憶力の繋がりスピードが問題なのです。子供の頃などでは新幹線より速いスピードの400kmほどのスピードでニューロンネットワークを伝達するので、ヒトの名前や記憶したことがすぐに思い出せるのです。
中高年になると自動車程度の速度に落ち、高齢者になると自転車並みの速度に低下すると、すぐに記憶が思い出せない、ヒトの名前が出でこないということになるのです。
つまり、脳や五感を鍛錬しないと「錆びる」と私は多くの方々に指摘し、指導しているが、私達ヒトの脳は、加齢と共に低下すると言われていますが、実はこれらも努力次第で脳も五感も鍛錬することで活性化する脳力を持っているのです。
この脳力を専門的に言いますと「脳の可塑性」という、死滅して行く一方のニューロン「脳細胞」を再生させる働きがあるのです。
現代社会は、「五感の錯覚」時代だと私は提唱している。
電化製品でも、店頭先に展示している。大型テレビは原色を強めに設定して鮮やかさを出している。家庭に届いたテレビが鮮やかでないと実感するはずである。
他に、賞味期限や食材の隠蔽、偽装なども私は、五感の錯覚を悪用したものであると関係者に指摘している。
見た目の表示を信用してしまう感覚がまさしく、五感の錯覚なのです。
視覚だけではありません。
お菓子やジュースなどでも五感の錯覚を利用したモノが沢山あります。
レモンの10%入ジュースなどもレモンの酸っぱい味を出すために、香料などで演出されているのです。
つまり、レモンの臭いがすればヒトの味覚は酸っぱいと感じるのです。
これら味覚の錯覚も体験できます。
ミラクルフルーツという、コーヒー豆を大きくしたような形で少し赤みがかっ果物を一粒食べてから、レモンを食べると実に甘く、美味しいと感じるのです。
この現象は、酸っぱさを感じる味覚センサーが感じず、甘味を感じるセンサーが感じ取る錯覚から生まれるのです。
私達の味覚は、丁度鍵と鍵穴のように酸っぱい味には、酸っぱさを感じるセンサーが備わっている。同様に甘味を感じるセンサーもあり、これら味感覚がセンサーに触れる味覚として感じるのである。
嗅覚では、都市ガスなど臭いと感じるも実は嗅覚の錯覚を利用した、危険視号なのである。天然ガスなどは「無臭」で匂いを感じ取ることが出来ないので、ガスが漏れても感じないのである。
だから、タマネギの腐ったような匂いと称されるが、臭い匂いはヒトの嗅覚は敏感に反応するのです。これらの嗅覚の錯覚を利用したものです。
ヒトの嗅覚は「原始的感覚」「本能の感覚」と言われる由縁がここにあります。
このようにヒトの脳の錯覚(五感の錯覚)は、時には役立ち、時には間違いや勘違いになります。これら五感の錯覚を理解し、認知することで脳は活性化し、五感も鍛錬されるのです。
皆様も、脳、五感の錯覚を意識し、理解することで賢い脳になることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
アーティクルリソース:http://articlejapan.com/
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