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著 者: 五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
私は、レミーのおいしいレストランのDVDを見て少なからずショックを受けたのである。
最初、デズニーアニメの子供向けのアニメと考えていたからである。
ネズミの生態や感覚を良く描いている。ネズミは本来嗅覚に優れ、味覚の優れた生き物でもあるのです。
現に、チーズでも安物のチーズと高級なチーズを餌として与えると高級なチーズを囓るが、安物のチーズは余程お腹が空かないと囓らないのである。
グルメな生き物一種でもあるのだ。このネズミをシェフとして題材にして、描いた娯楽アニメである。
随所にフランス料理の作り方(レシピ)や美味しさ、素材の大切さなど伝わってくるアニメである。
実は、一流のシェフやコックは味覚を鍛錬していると勘違いするが、実は味覚を鍛錬するために「嗅覚」の鍛錬を重ねるのである。
以前に、三つ星レストランのシェフとヒトの五感について対談したことがあるが、その方も味覚を磨くために、嗅覚、素材の良さを匂いで感じると表現している。
そして、次に聴覚と触覚なのである。野菜や肉などの見た目だけでなく、触った感じの良さが大切であると語ってくれた。
つまり、超一流と言われるレストランのシェフは「五感の達人」なのである。
このレミーのおいしいレストランでも、フランスパンの美味しい見分け方を見た目でなく、味でもなく、音の良さと説明している。
つまり、つまんだときの音(聴覚)だと説明しているのだ。
これには私は驚いた。このアニメの作者も五感の達人であることは間違いないのである。
嗅覚に優れたレミー(ネズミ)は食材やスパイスのすべてを匂いで感じてレシピとしてフランス料理を造っているのである。
私たちがフランス料理など美味しいと感じるのは、以前に美味しい食べ物を食べた記憶と体験である。
この味記憶が引き出されたときに「また食べたいと思考」するのである。
私たちのヒトの脳は「快感」という感情が好きであり、楽しい、美味しいなどが好きである。これらすべての快感が脳を刺激し、くせになるのである。
また、フランス料理など見た目の美しさだけでなく、匂い、レストランによっては薄暗い店内にBGMなどの演出効果が重なり、これらの相乗効果が料理を引き立て、高級感に繋がるのである。
三つ星レストランの料理を同じように造り、同じ味でも自宅で食べるとあまり美味しく感じないのである。
確かに自分たちが造った料理とは味が違うが、やはり、レストランやホテルで食べる料理が美味しいのには理由があるのです。
ヒトの五感すべてを刺激し、味覚と嗅覚が特に刺激されることで「感動する」味に繋がるのである。
これがレストラン業という商売である。不味い料理を出したレストランや店はお客が入らないが、誰もが美味しいと感じるレストランには予約がいっぱいである。
現に、今年、日本でミシュランの三つ星レストラン、日本食店など8箇所が選ばれたが、選ばれた途端、何月先まで予約でいっぱいなのである。
殆どが電話の問い合わせなど多いのである。
ヒトの脳は美味しい物や話題の物などに特に敏感で、鋭いのである。
これは感動や快感を味わいたいという欲求でもあるのです。
ヒトの食欲は本能的な感覚で、より以上美味しい食事や食材など求めるのである。時に残酷と思える食材までも用意されるのである。
ヒトの食欲は「視床下部」という、脳部で感じるが、この食欲には限度が無いと思えるほどどん欲でもある。
例え、体に悪いと思っても美味しい物には手を出すし、何時間も並んでも食べたいと欲求するのである。
糖尿病や血糖値、血圧が上がっても美味しい物を食べたい、欲しいのである。
私のように健康維持の為の食事は腹八分の食事でセーブするが、美味しさを追求し、食欲の思うままに食べ続けると時に命に関わる事もあるのです。
最近、大食いの人達がテレビに出演する機会も増えて、ギャル曽根などという若い女性がタレント並みにテレビに出ている。
彼女たちの大食いと脳の関係は私のブログで詳しく説明しているが、一種の異常体質であり、胃の膨張率も普通の人の15倍程度まで大きく伸びるのである。
他に、胃袋からグレリン物質という、満腹物質と称される物質がなかなか脳「視床下部」に到達せず、緩やかに時間もかかるのですぐに満腹にならず、何人前も食べ続けるのである。
また、異常体質はこれだけではない、褐色脂肪細胞の働きが悪いと熱量に変換されず、体温を上げることができません。つまりこの細胞を活性化すれば、体温も基礎代謝も上げられるのです。褐色脂肪細胞は首と肩甲骨付近に密集しています。そこで熱を生み出し、全身に温かい血液を送るのです。
大食いの人達は食べている途中ですぐにこの褐色脂肪細胞が活発化され、食べ続けている間に体温を上昇させ、基礎代謝率も普通の人達の何倍も活発に働いているのである。
真冬でも大食いの人達は食事をすると汗ばむ人もいるのです。
ですから、大食いでも痩せているのです。
羨ましいと思うかも知れないが、何より一回の食事に15人前も食べていては、毎月の食事代だけで何十万円もかかりそうである。何より、健康面でも心配になる。若いときには褐色脂肪細胞など活発化するが中年以降に大食いを続けていると必ずや身体、内臓などに悪影響を及ぼすはずである。
大食いの人達の味覚、五感は私たちと変わらないが、体質的に変わっているのは確かである。
大食いはまた、早食いでもあるので、味わって食べていない。よって味覚や嗅覚は鍛錬されず、脳もあまり刺激には成らないのである。
ましてや顎関節症などに疾患する大食いの人達も多いのである。
堅い食材など多く食べるとこの顎関節症に疾患しやすくなるのです。
以前にホットドック大食いの世界一の日本人男性があごの使い過ぎからこの顎関節症に疾患し、今年の8連覇のかかた大会に敗れてしまったのである。
ですから、大食いや早食いは味覚も発達しなければ、嗅覚も刺激されず、よって脳の刺激も弱くなるのです。
食事は楽しみながら恋人同士、家族連れで会話を楽しみながらゆっくり美味しい料理を味わうことである。これらの行為が、味覚、嗅覚などの五感を鋭くさせ、鍛錬させるのである。
これらの鍛錬こそ「脳の活性」に繋がるのです。
皆様もレミーではないが、五感の達人に近づくように努力すれば、食べている料理ももっと美味しく感じ、感覚も鋭くなったことを実感出来るはずである。
これらの感覚、五感の鍛錬はつまり、脳の鍛錬なのです。
私は年だから駄目とか、無理と諦めてしまうとそれ以上進歩せず、改善もしない。好奇心をもって前向きに自己の五感の鍛錬に心がけることである。
そうすれば、きっと違った世界観や気づかなかったことなどに気がつき、感動や快感もより人一倍感じることが出来るのです。
私は、五感、脳の研究を行っているので、普通の人達の何倍も感動し、快感、自然界から刺激を受けている。私の感覚は実年齢より遙かに若いのである。
この体験を是非、皆様にも体験して欲しいと願っております。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

 

アーティクルリソース:http://articlejapan.com/

 

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