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著 者: 五感教育研究所
現在において、子供達が犯罪に関わる件数が急増している。それも親子関係での事件が多発していることに私は怪訝している。
少なからず、子供達の脳に異変が生じているのだ。
原因は様々考えられるが、朝食を抜いたり、極度の期待を親から掛けられストレスに感じたり、コミュニケーション不足、環境ホルモンなども原因と考えられている。
私は特に人の脳の「前頭葉」に注目している。この前頭葉は、五感からの情報の統合、判断、決定などの思考や行動などを左右している脳部である。
この脳部には「我慢中枢」が存在している。我慢を教え、体験することで前頭葉は発達、正常化するのである。
また、我慢をした分、親が子供に対して褒めてあげることで子供の前頭葉は発達し、正常化する。
以前に、私が大学の脳研グループとチンパンジーを使って、前頭葉の我慢の実験を行った。
バナナを目の前に置き、5分間我慢させ、次に10分間我慢をさせてバナナをあげた時の脳の血流検査を行ったものである。
5分間我慢の時より、10分間我慢し頑張った時に飼育係が褒めてあげるという行為をしてあげた時の脳の血流の変化でハッキリとした活動範囲が出た。
我慢させて餌を黙って上げるより、我慢した分褒めて餌を上げた時の方が前頭葉の働きが活発化したのである。
また、子供達の脳内物質の変化に私は特に注視している。それは、セロトニンの減少である。人が怒りや恐怖を感じるとヒトの脳内では「ノルアドレナリン物質」が分泌される。犬が良く尻尾を後ろ足の間に挟み、震えながら吠えるのはこのノルアドレナリンの分泌なのである。
また、興奮状態の時には「アドレナリン物質」興奮物質が脳内に分泌されるのである。これらの脳内物質は「脳内麻薬」と称されている。
これら興奮物質を抑制、宥めてくれるのが「ギャバ」と「セロトニン」なのである。
良く、子供達がゲームに夢中になり、口から泡を吹いて軽い痙攣を起こすのはこのアドレナリン物質の異常分泌によるものである。
ギャバとセロトニンは「理性」の物質と呼ばれ、前頭葉で働く理性に関わっている重要な物質なのである。
これらのセロトニンは「中脳」という脳部で造られ、分泌される。
これらの物質が何らかの影響で不足し、興奮した状態が続き、抑制が働かない状態が「キレる」に繋がるのである。
また、食事とも関わりがあると言われている。小学生の40%程度の子供達が毎日では無いが、朝食を抜き、午前中に働きが良い脳が働かない、つまり「脳の栄養不足」にもなっているのだ。
カルシウム不足などでイライラするのは、ヒトの脳のニューロン(神経細胞)同士の伝達を円滑にしてくれるのだが、カルシウム不足になるとこのニューロンネットワークの伝達が潤滑に働かないので、イライラする「むかつく」などの感情となり、自己の興奮した脳を抑制できず、思わぬ行動、時には憎しみの感情が(殺意)に変わった時に、身近に凶器があれば親など憎しみの対象者に凶器を向ける行為に繋がるのである。
短絡的なことが多く、自分の脳をコントロール出来ないので、事件を起こした子供達に「悪意」や「悪い事をした」という自覚が無く、それどころか憎しみを達成したという充実感を感じる子供達も居るのだ。
ここに問題があるのだ。
例えば現在不登校という社会現象が問題化されているが、少なからず脳の病なのであると私は提唱している。
サボるとか、学校に行くのが嫌だとごねている訳では無いのだ。例えば学校内の虐め、暴力、言葉の暴力などが原因でもあるのです。
朝の目覚めも悪く、本人は学校に行かなければと考えるのだが、脳は身体に繋がっているので、自律神経の働きが悪く、微熱が出たり、身体がだるいなどに繋がるのである。
時にはADHD(attention-deficit hyperactivity disorder)とは、注意欠陥多動性障害のことで、注意力の障害と多動・衝動性を特徴とする行動の障害です。
具体的な症状としては 以下の症状があると言われています。
注意障害→注意が持続できない、必要なものをなくす、注意がそれやすい、毎日の活動を忘れてしまう、など。
多動性→手足をそわそわ動かす、離席が多い、走り回ったり高いところへ上がったりする、じっとしていない、しゃべりすぎる、など。
衝動性→質問が終わらないうちに答えてしまう、順番を待つことが苦手、他人にちょっかいを出す、などである。
これらも脳障害から起こる症状である。これらを改善するのには、医学的な治療も必要だが、心理カウンセラーが重要なのである。
残念ながら、これら心理カウンセラーの専門医の不足が怪訝されているのだ。
子供達の症状の多さにカウンセラーが追いつかない状態なのだ。
また、不登校は年間30日以上の欠席があると不登校とされている。
文部科学省の学校基本調査では、1998年とデータは古いが、小中学校を合わせて何と12万7694名と現在は14万人を超えているという説もあるのだ。
これらの多くが脳に関わる問題を抱えている現実を皆様に理解して欲しいと思い、今回のブログの題材に取り上げて警鐘を鳴らしているのです。
では、これらを改善するのには、学校や親の躾や教育という単純な問題でもないのだ。子供達が現在何を考え(思考)し、何を伝えたいのか、どのような思い(環境)に置かれているのかなど親や教師が理解することも必要である。
脳障害や精神障害が疑われたら専門医の相談することも解決の早道である。
私が提唱する改善策は、親子での会話を増やし、子供が虐めに合っているのか、何に悩んでいるのか洞察し、コミュニケーションを増やし、顔と顔を合わせて話し合い、思いやりを持って接することである。言葉の愛情も必要だが、何より、思いやりの態度も必要なのである。
きっちりと親が子供に悪いことをしたら怒るのでなく「叱る」。最近の親は感情的になり怒るので愛情が子供に伝わらない、愛情を持って叱るという「躾」をして欲しいのです。
勉強しろ、成績が悪いとお父さんのようになるよと親が言うと、子供は親を尊敬しなくなる。
それよりも子供の個性を伸ばして上げ、我慢を教え、我慢し、頑張ったら今度は2倍褒めてあげる事である。
私も子供の頃虐めに合い、精神的に辛い次期があったが、母親の励ましと愛情によって現在に至っている。
虐められた子供も虐めている子供も同様に辛く、寂しい思いをしているのである。
また、私は、携帯電話やインターネットなどのコミュニケーションの仕方や遊びの質、生活環境、食事環境などの「欧米化」によって子供達の認知や思考性に変化が表れているのだ。
現に、私達は風鈴や秋の鳴き虫などを左脳の聴覚野で認知している。これらの認知が「情緒」として理解する。ところが多くの子供達が右脳の聴覚野で認知している。
欧米人に多いのだが、「雑音」と認知しているのである。
つまり、うるさい、やかましいという感情に成り、現代の言葉で言うと「うざい」である。
これらが感性という教育なのだが、欠如しているのである。このように多くの子供達の「脳が危ない」のである。
今後も、私共研究所は子供達の脳の異変について、提唱と警鐘を鳴らしながら多くの方々、関係者、関係部署に提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
http://04852128.at.webry.info/

 

アーティクルリソース:http://articlejapan.com/

 

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